鳩の被害を数値化して分析

鳩の被害を数値化して分析

鳩の生活圏が市街地にまで進出してきた関係もあり、鳩による被害は深刻なものとなっています。鳩がもたらす被害は糞害、病気、鳴き声などがあり、そのどれもが近隣住民にとっては大きな迷惑です。

この鳩による被害には、被害レベルというものが設定されています。鳩は場所に執着する性質があり、鳩の執着度合いによってこの被害レベルは変わります。そのため、被害レベルが大きければ執着度が高くなり、追い払うことも難しくなるのです。鳩を追い払うのであれば、被害レベルが小さいうちに行動することが大切になります。

ここでは、鳩の被害レベルと対策方法についてご紹介します。

 

■被害レベルによる状況の変化

鳩の被害は、その状況によって1〜4のレベルに区分することができます。それぞれのレベルによる違いは、以下のとおりです。

 

・被害レベル1

被害レベル1では、鳩は移動中の羽休めとしてその場所を利用します。滞在時間が短いため、この時点での被害は騒音も糞による汚れも比較的軽度で済みます。場所に対する鳩の執着度もまだそれほど高くないため、対策をすれば追い払うことは難しくありません。しかし、この段階で対策を行わない場合には、鳩が安全な場所であることを認識してしまうため、被害レベルは次の段階に進みます。

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・被害レベル2

被害レベル2では、安全な場所であることが確認されたことから、エサや仲間を待つための場所として利用されることになります。被害レベル1と比べて滞在時間が長くなるため、糞による被害も大きくなり、ベランダであれば洗濯物、工場などでは商品にも被害が出始めます。

この段階では休憩場所として定住するほか、周囲に寝床となる場所がないかも探します。

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・被害レベル3

被害レベル3になると、休憩場所としてだけでなく、ねぐらとしても利用するようになります。ベランダでは室外機の裏、工場などでも三方を囲まれた場所をねぐらと認識します。そのため、被害レベル2までは明るい時間だけの滞在だったのが、日が落ちた後まで滞在することになり、騒音被害も糞害もこれまでの比ではなくなります。

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・被害レベル4

被害レベル4では、とうとう巣を作るようになります。こうなると、鳩を追い出すのは至難の業です。鳩は帰巣本能と縄張り意識が強いため、なかなか動こうとしません。被害レベル3の場合と同様、滞在時間が長くなるため騒音被害も糞害も大きくなります。また、そこで繁殖も行うため、放っておくとその被害はどんどん増えていきます。

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■被害レベルに合った対策を

前述したように、鳩がその場所にどれだけ執着しているかによって、被害レベルは変わります。それぞれの場合で有効な対策は変わるため、被害レベルに合った対策を行うことが重要です。

被害レベル1の場合、鳩にとって『危険な場所』というイメージを植え付けることができれば大丈夫です。たとえばマンションならベランダに頻繁に出るようにしたり、工場であれば見回りを定期的に行うなど、人がいることをアピールするだけでも効果的です。被害レベル2では1の場合よりもやや難しくはなりますが、まだ執着度は低いため剣山や忌避剤などを使って対策をすれば追い払うことができます。

被害レベルが3~4になると、鳩の執着度はかなり高くなっているため、追い払うことは極めて難しくなります。ネットを張るなど侵入できないようにすれば効果は見込めますが、少しでも隙間があれば侵入してきます。

 

■状況次第で業者の利用も検討

被害レベルが3~4になると、個人で対策をすることは難しくなりネットや剣山、電気ショックなど物理的な対策が必要となります。さきほどネットに隙間があれば侵入してくると述べましたが、ネットの内側は鳩にとって最も安全な場所となるため、一度侵入を許してしまうと、逆に快適な環境を提供してしまうことにもなります。剣山も設置の仕方や素材によっては効果を発揮しなかったり、電気ショックの対策を個人で行う場合は高度な専門知識が必要であったりします。

被害レベル1~2の間に対策するのが理想的ですが、ここまで進んでしまった場合には業者を利用するのもひとつの手段といえます。業者であればきちんと状況に合わせた対策を行うため、上述のような失敗の可能性は極めて低くなるといえます。

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