太陽光パネルに鳩が棲みつく?!

太陽光パネルに鳩が棲みつく?!

ソーラーパネルの下の鳥の巣

太陽光発電の普及が進み、一般家庭から企業ビル、工場など、さまざまな建物や施設の屋根に太陽光パネルが設置されています。そんな中、増えているのが、太陽光発電システムへの鳩被害です。

特に深刻なのが、ソーラーパネル(太陽光パネル)と屋根の間に鳩が入り込み、巣を作るというケースです。

「あんな狭いところに鳩が入ることできるの?」と思われるのですが、鳩は5cm以上の隙間があったら入ることができます。ソーラーパネルの下は雨風を凌げ、天敵であるカラスや猫に襲われる心配のない、鳩にとって最高の場所なんです。

鳩が棲みついてしまうと、糞被害がエスカレートし、ソーラーパネルが大量の糞で汚れ、発電効率も下がってしまいます。

ソーラーパネルについた鳥の糞

費用をかけてせっかく導入した太陽光発電システムが、鳩のせいで台無しにならないように、鳩対策は入念に行いましょう。

ソーラーパネルに鳩が巣を作ってしまったら

ソーラーパネルと屋根の間に鳩の巣を発見したら、早めに取り除かなければ故障の原因や雨樋のつまりの原因になります。
ただし、巣の中に鳩の卵かヒナが存在する場合は注意が必要です。
巣だけを撤去するなら問題はないのですが、許可なく鳩のヒナを殺傷したり、卵を捕獲したりすることは法律で禁止されています。
そのため、鳩の巣に卵かヒナが存在する場合は、許可を得た専門業者に撤去を依頼しましょう。

なお、鳩は一度巣を作った場所に強い執着心を示す習性があるので、巣を撤去しても再び棲みつき、巣を作りなおしてしまうことがあります。
そのため、ソーラーパネルと屋根の間に鳩が二度と侵入できないように対策を行うことが大切です。
防鳥ネットで鳩が完全に入れないようにしましょう。防鳥ネットを取り付けても鳩はすぐにいなくはなりません。
上記でお伝えした通り、鳩は一度巣を作った場所に強い執着心を示すので、しばらくは太陽光パネルのと屋根の間に入ろうとしたり、屋根から様子をみていたりしています。
鳩が屋根から完全にいなくなるまで約2カ月くらいの期間が必要です。
それでも屋根やソーラーパネルの周辺に鳩が飛来する場合は、電気ショックなどの追加の対策をすることが必要かもしれません。
その際、鳩対策の専門業者に依頼すれば、被害の状況を調査した上で、最適な対策プランを提案してもらうことができます。

ソーラーパネル鳥害対策セットで鳩をシャットアウト

ソーラーパネル鳥害対策セット

ソーラーパネルと屋根の間に鳩が侵入するのを防ぐためには、防鳥ネットでガードする方法が有効です。当社のソーラーパネル鳥害対策セットには、防鳥ネット(ピーコンネット15)、取付具(ピッタンコ)、接着剤など、対策工事に必要なものが全てセットされています。

セットは全部で3種類あります。

ソーラーパネルと屋根の間に防鳥ネットを隙間なく貼るためには、屋根の形状にあわせて取付具をつけることが重要です。通常、防鳥ネットを取り付ける時は30~40cm間隔で取付具をつけていきます。
例えば粘土瓦屋根はデコボコしています。デコボコの瓦に対して通常通りの間隔で取付具をつけて防鳥ネットを貼ってしまうと、隙間だらけになってしまいます。その隙間から鳩が再び侵入してしまい、棲みついてしまいます。

そのため粘土瓦やコンクリート瓦、ガルバリウム鋼板などデコボコ(凹凸)の多い屋根材の時は、取付具をデコボコに合わせてつけていきます。それによって隙間なく防鳥ネットをはれます。

ピーコンソーラーパネル鳥害対策セットシリーズも、平屋屋根用と瓦屋根用(デコボコが多い屋根材)の2種類を用意しています。平屋根用と瓦屋根用は取付具(ピッタンコ)と結束バンド、接着剤の量が異なります。屋根材にあわせて適切なセットを購入してください。

屋根材ごとの例は以下の表です。

ソーラーパネル対策セット 比較表

取付具(ピッタンコ)は接着剤で屋根やソーラーパネルの淵に取り付けるので、ソーラーパネルや屋根を傷つけることなく、簡単に工事が可能です。
ソーラーパネルに鳩対策を行うとき、取り付けるものや施工方法によっては、太陽光発電システムの保証が受けられなくなることがあるのでご注意ください。

施工前には、保証の条件について必ず確認してください。

ソーラーパネルの鳩対策の注意点

屋根上の作業は高所作業になるので、十分な安全対策や作業するにあたって安全な足場を確保することが必要です。

また、屋根に取り付けている全てのソーラーパネルへの対策が必要です。巣を追い出された鳩はすぐ近くの場所に新しい巣を作ろうとします。

例えば、屋根の東面と南面にソーラーパネルを取り付けているご自宅の場合です。

東面のソーラーパネルの下に鳩が棲みつき、南面には被害がまったくなくても両方のソーラーパネルと屋根の間に防鳥ネットを取り付ける必要があります。東面だけに防鳥ネットを取り付けると南面のソーラーパネルの下に鳩が移動する可能性が非常に高いためです。ソーラーパネルの鳥害対策工事は一度におこないましょう。

日本鳩対策センター公式プロショップでは、鳩対策商品、対策方法、取付方法に関するお問い合わせも随時受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

当社のフォームからお問い合わせいただくか、0120-998-107へお電話ください。